公園

11月14日。

そっけない気がする。そっけなくなった。

出会った頃は、楽しそうとか嬉しそうとか、悲しそうとか、微細な変化を掴み取ろうと必死になった。「ねえ楽しい?」そう聞く前に笑わせたかった。ところがどうだろう。今となってはどちらともなく、気が付いたら口にしている。その意味はわかっているつもりだ。

「ねえ、私は心地よくないのだけど、どうしたらいいのだろうね。」無言の問いかけの答えはない。会うたびに省エネになる。いかに楽でいられるかを誇示したくて、どうでもいいことを脳のすき間に挟みこむ。全然違う方向を見て、縛られない自由さを見せつけているように。

それでもずっと変わらず見つめている。初めて向かい合った日。頭を抱えていたあなたから目が離せなかったことを、一生忘れたくはない。